フルコンタクトパパママごっこ

 今回取り上げているホームビデオは、パパママごっこシリーズ三部作の最後のフルコンタクト編になります。

 あんなにちっちゃかった娘ちゃんも、5年生になっていたね。

 11歳の誕生日に、パパから「パパママごっこ」のフルコンタクトの手ほどきを受けていた。

 もちろん、ママもデモンストレーター兼サポーターとして、娘ちゃんをアシストするところに感心しました。

 娘ちゃん愛用のトレーニンググッズのストーン・・・

 小1で始めたばかりの頃は、娘ちゃんの手のひらにスッポリと収まるくらい小さかったのに、このビデオが撮影された頃には、娘ちゃんの握りこぶし大のストーンが、余裕で入るまでになっていた。

 娘ちゃん、大きくなったねぇ。

 さうさう、パパもママも、ストーンは、初めの頃は、1コでも入れば、凄い! と、娘ちゃんを褒めていたものが、何とこの頃になると、2コ同時に入るようになっていた。でも、まだ、3コ目は難しいみたいだった。

 まず、パパは、娘ちゃんがハードコンタクトに耐えうるかテストした。

 2コ入っているストーンの内、奥に入っているストーンの紐を引っ張ってみた。

 娘ちゃん、表情がちょっと曇って、あぶら汗をかいている感じだった。

 すかさず、ママがナイスなアドバイスをした。

「何回も言っているでしょ!!

 力を入れてはだめ!

 そして、息を吐きながらゆっくり確実に引っ張り出す感じ!」

「はい!

 ゆっくり確実に・・・」

 けなげな娘ちゃん、大きく空気を吸い込んだあと、ゆっくり履きながら、パパに引っ張り出してもらっていた。

 すると、手前のストーンではなく、奥のストーンが出てきた。

 これが、娘ちゃんの成長の証に思えた。

 感動的な光景でした。

 ママも大喜びだった。

 テストに娘ちゃんは、みごと合格した。

 今度は、パパのフルコンタクトだ!

 急にパパとママは、娘ちゃんの表情を撮影する固定カメラや、コンタクト部分をアップで撮影するハンディーカメラを用意していた。

 パパとママでフルコンタクトする時は、パパが上で、ママが下になるコトが多いけど、今回は娘ちゃんが初めてのコンタクトなので、娘ちゃんのペースでコンタクトできるように・・・

 パパが下で、娘ちゃんが上になっていた。

 娘ちゃんは、自分の体重と意思によってコンタクトできるようになった。

 最初はゆっくり始め、奥へと進んでいた。

 いや、進もうとしているのだが、やはり、娘ちゃんが力んでしまうので、コンタクトが中途半端になっていた。

 この状況にママは、息を吐いて、緊張しないようにアドバスしていた。さすが、ママである。

 次第に奥に到着した。

 見ていても、行き止まり感がしていた。

 すると、パパは、ゆっくりと小刻みに動き出した。

 それは、大小の波のうねりのように繰り返された。

 娘ちゃん、よほど嬉しいのか、紅潮してきた。

 やがて、パパの大きな愛情が注ぎ込まれ、溢れていた。

 パパもママも娘ちゃんも、感動のあまり涙ぐんでいた。

 見ていたこちらまで、感動のあまりもらい泣きしてしまいました。

 無事、娘ちゃんのファーストコンタクトは大団円を迎えフィニッシュへと・・・

 3人とも大汗をかいたので、それぞれシャワーで流した。

 シャワールームから出て、長い黒髪をタオルで包んでいる娘ちゃん、カメラの前で3コ目のストーンを入れて見せた。

 ファーストコンタクトの成果なのだろうか?

 だけど、くしゃみをすると、1コ飛び出していた。

 まだまだ、娘ちゃんには、2コが良いトコロなんだろうと思えた。

 娘ちゃん、3コ目を入れたままにしたいと、ママに言うと、3コを袋に入れてバラバラにならないやり方を教えた。

 でもやっぱり、くしゃみをしたり、大笑いをすると、1コ飛び出してしまった。

 これには、パパもママにも失笑を買っていた。

 娘ちゃん、何かベストな方法が無いか、ママに助けを求めた。

「そっかぁ・・・

 娘ちゃんには、まだ早いと思っていたけど・・・

 あれ?

 娘ちゃんって、身長どのくらいだった?」

「春の身体測定では、137センチだったけど・・・

 今は、多分、140センチくらいはあると思う。」

「じゃっ、大丈夫かな?

 伸縮性も充分にあるから、今の娘ちゃんでも大丈夫!」

 そう言ってママは、クローゼットの奥に消えて行った。

 そして、再びママが登場すると、片手に娘ちゃん用の小さめなのに強力な伸縮性のあるモノを持っていた。

「詳しい使い方は、あとで教えるから、とりあえず使ってみて。」

「へぇ、こんな凄い伸縮性がるモノは初めて!

 すぐに試して見るね!!」

 娘ちゃん、よほど嬉しいのかカメラの前で、早速使ってみた。

 私には、ちょっと小さそうに見えたけど、3コ目を入れた娘ちゃんは、ジャストフィットだと言っていた。

 さすが、娘ちゃんだ!

 でも、3コも入れているので、ポコンと膨らんで見えたのは、何気に可愛かった!!

 いやぁ、もの凄い感動の大、大、大団円でした!

 で、この続編って言うかぁ、おまけと言うかぁ、後日談が最終動画になっていた。

 そこには、パパの姿は無く、ママと娘ちゃんが二人で映っていた。

「娘ちゃん、あれほどパパっ子で、『パパ、パパ!』って、言っていたのに・・・

 最近じゃ、パパを避けるようになってきた。

 代わりに、私でフルコンタクトするようになっている。

 こうやって、娘ちゃんも大人になっていくのかな?」

 娘ちゃん、初めてのフルコンタクト以来、パパを遠ざけるようになってしまったらしい。

 いつか来るのよね。こんな日が・・・

 パパは、ちょっと寂しいけど、これが成長ってモノなのでしょうね。

 いやぁ、良いビデオを見せて頂きました。

 大きな感動をありがとう!!

Mary Qin Note

マリー・チャンの覚え書き(ノート)、備忘録ですね。 この名前、小学生の頃のニックネームなんです。 元々は、まりちゃんだったのが、いつのまにか、マリー・チャンって呼ばれるようになったのね。

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